| 獅子吼パラグライダー大会F1 (石川県鶴来町:5月3〜4日) 週間天気予報は、最悪。ところが大会前々日に予報は急展開。期待を裏切らなかった強運の大会になった。 初日、午前中渋い条件の中で用意されたタスクは、10Km。テイクオフ以上の高度でステイすることが難しい中でのタスク決定、成立を目指し競技がスタートした。ところが、ゲートオープンした頃から条件が好転。徐々にサーマルトップが上がる展開を見せた。こういうとき、地元パイロットの「いつものパターン」(午後すぎに海風が入り、サーマルトップが下がる。)を信じるか? それとも独自の判断をするか?迷うところだが、そんな中「いつものパターンではない!遅くなって良くなる。」と言い切る地元パイロット高門選手の読み。それに従い、高門選手にさらに遅れること2時過ぎまでテイクオフすることを粘りに粘った山崎選手が10Kmのタスクを36分と、2位以下に10分以上差を付けてブッちぎりの初日トップを飾った。 二日目、天気予報は初日以上の好天気を発表していた。ところが、高層雲がいつまでも取れない。しかし、徐々に良くなるだろうという、気象予報を信じ、15kmのタスクを発表した。今年から、「ゴール者なくても、トップがタスク距離の60%のフライトを達成すれば成立要件を満たす」という新ルールを適応して、意欲的なタスクを組んだ。 しかし残念ながらサーマルトップは、テイクオフから50m。時には、テイクオフより低いという条件の中、ゲートクローズ時間に追われ、仕方なくテイクオフすることに。多くの選手が、ミニマムを取れずに撃沈していく中、奇蹟のフライトを見せたのが初日素晴らしい読みを山崎選手に贈った高門選手だった。ミニマム達成者が二人でミニマム距離を2割の選手がフライトしないと成立にならないため、既に不成立が確定していた。そんな状況でパイロンを全て周り、ゴールラインを見事にカット。高門選手のガンバリにはランディングで見守る選手から惜しみない拍手が湧いた。 閉会式の獅子吼高原「ふれあい館」は、「優勝」の山崎選手への賛美と「幻の優勝」の高門選手への賛美で、気持ちの良い空気に満たされていた。
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