|

F1/2000リーグ第6戦。エントリー締め切り日までになんと130名もの参加希望者を集めた白馬五竜ステージ。昨年の好条件と2本のタスク成立が選手達に大きく評価された結果と受け止めることはできたものの、開催当日を後一週間に控えながらテイクオフは数十cmの雪。オーガナイザー、エリア管理者、リーグ実行委員会の協議の結果、選手の安全性の確保と競技の成立性を考え、泣く泣く抽選により80名での開催となった。
初日、数日前までの予報は曇りか雨。それが前日になって突然の快晴予報。「天気予報はあてにならないなー」などと、浮かれながらの受付はやはり曇り空となった。それでも選手達は今回参加できなかった方達の分まで頑張ろうとテイクオフへ。テイクオフでは、開会式に続き競技説明が行われ、後はゲートが開くのを待つだけとなった。待てどもなかなか好転を見せようとしない曇天にウィンドダミーは安定しきったフライト。昼前の薄日を狙って、競技委員長からタスクブリーフィングのコールがかかった。タスクは、テイクオフ後に飯盛から47スキー場を2往復し、最後に2km沖のパイロンを回ってゴールする約10kmのショートタスク。オーガナイザーからすれば奇跡を信じてのギリギリのタスク設定となった。残雪と雪解け水が流れ落ちるテイクオフから80機のグライダーはゲートオープンのかけ声と同時に次々とテイクオフしていった。渋い条件に必死に上げようとする選手達。今回のタスクでは、速さよりも生き残る技術が問われる結果となった。結果、後発のテイクオフながら2つの関門を生き残り並み居る男性陣を後目にトップでゴールへと飛び込んだ増子が1位。計3名のゴール者で競技は成立となった。
最終日、快晴ながら朝早くから強く吹き込む北風。そんな風も気にせず登頂を始める選手達。風のおさまりを待ってのウェイティングとなった。しかし、海風も相まっての北風は、強くなるばかり。ウィンドダミーも出せないまま昼過ぎを待って、競技はキャンセルとなった。
雨や悪天候に泣かされ続けたこの春のF1リーグにあって、やっと2つ目の大会は成立することとなった。諦め気分の曇天に成立をかけたギリギリのタスク設定、そして奇跡の成立。優勝の増子は昨年末にケガをし、今ステージを復帰第1戦としての参加となったわけだが、まさに奇跡の成立をもたらせた奇跡の復活劇になった。
|